





1945年8月。栄香料の前身「栄商会」が起業したのは終戦直後でした。
食べるだけで精一杯の日本において、香りだけではお腹を満たすことができません。
ではそんな時代に、なぜ創業者・仲山栄一は香りにこだわったのでしょうか。
「欧米では香りが文化の質を語っている。豊かな香りは、必ずや人々の心も豊かにするはず」
こう考えて、日本に香料を浸透させることに尽力。
仲山は、人を豊かにする香りに生涯を注ぐことを決意したのです。
石鹸、洗剤などの必需品から始まった栄香料の事業は、
「風呂上がりの石鹸の香り」という、日本独特の町文化を
生むことにも寄与していきます。
開業12年目、今から50年前に早くもヨーロッパに渡り、
原材料の開拓、提携パートナー探しを行いました。
60余年を経た今では、栄香料の事業は食品、
飲料分野のフレーバー開発から、香粧品 ・フレグランスまでの
全領域へとフィールドを拡大しています。
「人の心を豊かに香らせたい」という変わることのない思いと、
最新の工場・研究所の技術力をひとつに。
栄香料は安全で高品質な香料開発に取り組んでいます。
1957年。今から50年以上前にヨーロッパに渡り、創業者・仲山栄一は2ヶ月にわたる「香りの探索」を行っています。フランス、イタリア、ドイツ、ベルギー…。本場ヨーロッパの工房を巡り、数多くの企業と契約を交わしました。原材料にこだわる姿勢は今でも受け継がれています。