SAパーツ香料®、SAパーツフレーバー®について

パーツ香料の概要

栄香料では、果汁感、甘味、苦味、ピール感、渋味、発酵感、トップノートなど様々な特性を強調する働きがある香料を「パーツ香料」や「パーツフレーバー」と呼んでいます。
これらのパーツ香料を添加することでメインの香料を引き立て、アクセントを付与することができるため、容易に差別化や特徴づけが可能となります。

実際の使用例と開発例

~例1~

既に販売しているアップル飲料を全体的な香味はあまり変えずに、よりフレッシュ感のあるアップル飲料にリニューアルしたいというご要望がありました。
フレッシュ感だけを付与するために、香料を構成しているグリーン感のある部分だけを取り出してパーツ香料として仕上げました。お客様はそれを使用することにより、よりフレッシュでグリーン感のあるアップル飲料にすることができました。
その他、ジューシー感を強調したい、甘み、苦みを強調したいといった場合も、パーツ香料をご使用いただくことで理想の香りにすることができます。

~例2~

昨今の原料価格の高騰を背景に、飲料業界の全体の果汁使用量が低減される傾向にあります。しかし、商品の果汁の割合が減ってしまうと、果汁のもつジューシーさが損なわれ、物足りなさを感じてしまいます。そのような問題を解決するため、ジューシーさを補うパーツ香料も開発しています。柑橘由来成分を原料とするパーツ香料があり、味質改善に加えて果汁感を付与することもできます。
今後、更に果汁の価格が高騰すると予想されています。このパーツ香料を使用することで味の理想を叶えつつ、コスト削減も可能となります。

ご説明してきたこのパーツ香料は、単体でご提供するだけでなく、メイン香料に組み込んで一剤化した香料としても提供しています。一剤化した香料は利便性が向上し、管理もしやすくなるというメリットにもなります。また、他社様の香料と組み合わせて使用される会社も多数ございます

製品のリニューアルなどをお考えの方はお気軽にお問い合わせください。

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